子供の頃、遊んでこけて、どこかを打った際、お父さんやお母さんに
『痛いの痛いの飛んで行け』と、痛い部分を摩ってもらった方も
多いと思います。
実はこれは痛みを早く緩和することができ、理に適っているのです。
医学的な用語に『ゲートコントロール理論』というものがあります。
これは、痛みが発生し、脳で痛みを感じるのですが、痛みを和らげるために
患部や他の部分を摩ってあげたりすると、脳が摩り刺激を感知して
痛みの緩和に導くのです。
そのゲートの調整に影響する主なものは次のとおりです
・圧覚神経
・温覚神経
・自律神経の興奮
・精神状態
・患部に対する注意(集中)
この内痛みを軽減する
(ゲートを閉じる・図で言えば蛇口を閉める)作用があるのは
・圧覚の押さえる刺激
・自律神経の副交感神経が優位な時
・温覚の温かい刺激(副交感神経が優位になる)
※熱い刺激は×
・落ち着いた精神状態(副交感神経優位)
ということは、あのおまじないの
・手を当てる(押さえる刺激)
・手のぬくもり(温かい刺激)
・言葉で落ち着かせる効果(副交感神経優位)
・飛んでいけ~の手の動き(患部への注意をそらす)
というのは、非常に有効な手段なんです!!