呼吸についてパート2

前回に引き続き呼吸について書いていこうと思います。
前回人間の燃料となるのは「栄養」と「酸素」で、その酸素を取り入れるために行う呼吸機能が低下すると様々な不調が起きることがあるという話でした。
今回はなぜ不調が起こるのかを書いていこうと思います。

まず呼吸機能の低下というと肺に問題があると思う方もいるかと思いますが、ここでいう機能低下は肺の問題ではなく、呼吸という動作や適切な呼吸を行うために必要な横隔膜の機能などのことを指します。
呼吸は肺で勝手に行わているわけではなく、横隔膜という筋肉や肋骨などが適切に動くことで肺は膨らみ酸素を取り入れたり二酸化炭素を吐き出すといった呼吸を行えるのです。
なので肋骨周りが硬く横隔膜がしっかり機能しないと適切な呼吸は行えず、違う筋肉を使って呼吸をしようとします。
そこで使われる筋肉がよく硬くなりやすい、肩周りや首周りの筋肉、胸、腰背中といって不調が出やすいところになります。
一日2万回以上する呼吸を本来使う必要ない筋肉を使うわけなので、当然ですが筋肉は張ってきたり硬くなります。
その結果腰痛や肩こりなど不調に繋がるのです。

必ずしも呼吸が原因で不調が起きているとは限りませんが、何かしらの不調を抱えている方の呼吸は大半乱れることのほうが多いです。
呼吸が適正化されると動作も変わります。動作が変わると姿勢も変わります。
ぜひ一度自分の呼吸を見直してみましょう!!

執筆者:reimus